1月~3月のばらの手入れについて 2007.1.23
(イ)剪定について
基本的事項
1.いきなり本剪定ほど切り詰めることは木にダメージを与えることになる。
仮剪定(12月~1月) 本剪定(2月)に行う。
育ちの悪い木の活性化を目的とした剪定には、強剪定を1月に行うのも一つの方法。
仮剪定で1.2m位にする。主幹を剪定する前に不要な細枝、枯枝等を切り捨て、
次に老幹を根元から切り捨て、間引きと株の更新を済ませ、後は必要な高さに切る。
2. 剪定時の注意
HTでは35~50cm位の高さのところで外側を向いて充実した元気な芽の上5mm位の
ところを芽の動きそうな方向に平行に切る。その時鋏の切り刃は残す芽の方に当てると、
5mm位のところになる。
3.ばらの種類によって、剪定のし方もいろいろである。
(ロ)元肥について
1.有機肥料が良い。
肥料には空気に触れない方が効果が大きいもの・・・土を掘ってやる。
例 EMぺレット
空気に触れることの方が効果の大きいもの・・・・土の上にまいたままでよい
例 油粕
2. やり方
掘って肥料をやる場合は、根を炒めないこと
肥料を巻く位置 枝の先を垂直線を地面下ろしたあたり。目安は株を中心にして、
半径30~40cm位のところで深さ20cm位。土とよく混ぜてやる。腐葉土でマルチを
する。
(ハ)消毒について
葉を痛める心配のない1~2月こそ黒点病、うどん粉病、ハダニとその卵、カイガラ虫
等を撲滅する最適期である。理想的には週に一度やる。
黒点病・・・・ダコニール(予防)・サプロール(罹患)
あぶら虫・・・オルトロン
うどん粉病・・ダコニール・ニッソラン